さまざまな乳酸菌・プロバイオティクスサプリを紹介してきた当ブログだが、ちょっと思うところがあってしばらくその摂取をやめていて、いまは(当記事のタイトル通り)寝る前に飲むという形で再開した。

 その経緯と経過を書いてみたい。

プロバイオティクスの副作用。腹部の不快感や気だるさ

 まずはなぜプロバイオティクスを控えていたかということの理由だが、この手のサプリを長く続けていて、接種後の数時間、以下のような副作用を感じることが多くなってきたからである。

  • 腹部が膨満したり、微妙な違和感や不快感を覚える。
  • なんとなく気だるく、眠くなる。

 どちらにせよ微細なものではある。しかしその微細なものが慢性的に続くとなるとクオリティオブライフ(生活の質)の低下につながる。

 プロバイオティクスを摂取していると、お通じは快適になるのだ。ただそれはある種、ちょっとだけ「お腹を下している」状態に近くなるということかもしれない。

 お腹(胃腸)は心身の健康や調子を司る中心的存在。お腹を下すと、万事において元気がなくなるのは皆様も経験上、ご承知の通りであろう。

プロバイオティクスをやめてみたらどうなった?

 で、しばらくプロバイオティクスを控えてみることにした。

 腹部の膨満や不快感はなくなった。気だるさも日中の眠さも感じなくなった。

 睡眠も短くなった。これに関しては、当初ポジティブなことだと感じていた。睡眠は量より質という。長ければいいというものじゃないし、無駄な睡眠はまさに時間の浪費だ。

 お通じの回数や量は減った。ときおり出ない日もあるが、これくらいの方が自然な気もした。

 このままプロバイオティクスなしの生活を続けてもいいかなと思ったが、次第に以下のような不具合に悩まされるようになった。

  • 1日だけならともかく、2〜3日の便秘にもなりやすくなり、それによる不快感を覚えるようになった。
  • よく眠れないことで疲労が取れず、起きてる時間がどれだけあろうとぐったりして何も捗らないようになった。

 これはよろしくない。

解決法は、プロバイオティクスは寝る前に飲め

 要はプロバイオティクスの副作用が、自分の生活に悪影響を及ぼさなければOKなわけである。

 そこで至った結論が「寝る前に飲め」だ。

 腹部の微妙な不快感も、気だるさや眠さも、目を覚まして活動しているときに発生するから困るわけで、寝ているときならさほど問題はない。むしろ寝つきや眠りを後押ししてくれるだろう。

 その考えは当たった。寝つきも良くなり、ぐっすりと長時間眠れるようになったし、目覚めたときには腹部の不快感は消えている。そして目覚めのお通じは実によく出る!

 クオリティオブライフも大いに高まっている。

実際、腸活食品は睡眠を改善する

 実際、プロバイオティクスをはじめとした腸活食品には睡眠を大いに改善する効果があるのだそうな。

  • 腸内環境を整えることがリラックスホルモンであるセロトニンの分泌促進につながる。
  • 特定の乳酸菌の摂取した被験者の脳波に、深い眠りを示すデルタ波の高まりが見られ、起床時の眠気も改善された。
  • プレバイオティクス(優良な食物繊維)を摂取させたラットに、ノンレム睡眠(深い眠り)の時間が長くなった。
  • プレバイオティクスを与えたラットにストレスを加えた場合は、レム睡眠(浅い眠り)の時間が伸びたが、レム睡眠はストレスからの回復に必須とされる。

 そのような説や研究結果があるとのこと。

 ちなみにプレバイオティクスや、腸や脳にいいマグネシウムサプリも、人によっては軽くお腹に不快感をもたらし心身をダルくするような副作用がある。それにお悩みの方はプロバイオティクス同様、摂取を寝る前にすると良さそうだ。

 なお現状私が使っているプロバイオティクスサプリはiHerbで購入したCGNの「LactoBif(ラクトビフ)100プロバイオティクス」という商品。8種類の善玉菌のミックスで、100というのは100billion(1000億)を意味する。ちょっとお高めのサプリだが、いまのやり方だと1日1回の接種となるので、これくらい高容量のものでもいいかなと。

California Gold Nutrition, LactoBif(ラクトビフ)100プロバイオティクス、1,000億CFU、ベジカプセル30粒