水溶性キトサン

 時折飲むサプリシリーズの一つに、「ミナミヘルシーフーズ・水溶性キトサン」がある。

 気分の優れないとき、変なものを摂取したかな、というとき飲むと、結構スッキリするので重宝している。

キトサン。高分子・不溶性と低分子・水溶性とは?

 キトサン、という栄養素については、耳にされたことがおありかと思う。

 主に蟹からとれる動物性食物繊維で、体内において体に悪い成分や、デブのもととなる塩分・脂肪分などを吸収・吸着し、便と一緒に体の外に追い出してくれる、というものだ。

 カット系ダイエット界における有力な成分として、長年サプリとして愛用されている。

 さてそのキトサン、本来は高分子・不溶性がデフォルトだ。つまり分子が大きく、水に溶けないわけである。

 今回ご紹介する水溶性キトサンはその名の通り水に溶ける。特殊加工により、分子が小さく、水に溶けるようになっている。

 高分子・不溶性と低分子・水溶性のどちらがいいかは、簡単には語れない。効果の及ぶ範囲が、かなり異なるからだ。

 高分子・不溶性のキトサンは、塩分や脂肪分、自分と同じ分子の大きな異物・毒素の吸着に優れている。

 ダイエット等に用いるなら、高分子・不溶性キトサンが有効だといわれている。

 一方、低分子・水溶性キトサンは、逆に分子の小さな有害物質・老廃物の排泄に役立つ。

 分子の小さな有害物質といっても、甘く見てはいけない。体に入れたままにしておくと重篤な害をもたらす、金属、化学物質の類である可能性もあるからだ。

 高分子・不溶性キトサンでは排除しきれない、細かく悪質な有害物質を、水溶性キトサンなら排除できるかも知れない、というわけなのだ。

ミナミヘルシーフーズ水溶性キトサン、効果の実感

 さて本題。ミナミヘルシーフーズ製水溶性キトサンサプリ、一日の摂取量目安は8~12粒だ。一度にそんなに飲むこともないだろうから、食事時などに3~4粒ずつ飲むと良いだろう。

 私の場合は、飲むとしたら寝る前に4~5粒だ。それだけのんで一晩寝ると―――

 次の日、不思議とお腹がすっとして、へっこんでいるのである。

 もちろん一晩にして体脂肪が消滅し、痩身を得たわけではない。

  • 腸内環境の改善によるガスの減少
  • 胃腸の炎症の軽減

 おそらく、このふたつが起こったためと思われる。

 翌朝のお通じも良好だ。また、どこか気分が軽くなっているように感じられる。

 抗鬱的な体感があるのである。

 実際、ネットのレビュー等においても、鬱が軽減した、という感想もある。

 水溶性キトサンは体に吸収されるので脳にも届いて、脳内の悪いモノを除去するのだ……という説もあるが、それはちょっとアヤシいかな? という気がする。

 あくまで腸内において、有害物質の除去及び整腸作用が発生したことで、気分や精神にもよい影響が出たのだと思う。

 憂鬱症は、むろん脳の問題であることも多いが、体の中で当人にも気付かぬほどの微細な「痛み」「不快感」が原因になっている場合もある。

 それらが取り除かれれば、必然的に、

「なんとなく気分が良くなる」

 こととなる。

 また「第2の脳」たる腸の不調は、そのまま脳の不調にも直結する。腸内環境の改善で、鬱が軽減する例は多いといわれている。

 次の日のお通じも良好だ。

 状態の良い便がスルスルと、たっぷりと出て、ますますお腹がへっこむ。

 私の場合、お通じに対する効果、という意味では、高分子・不溶性のキトサンより、低分子・水溶性キトサンの方がよい効果を感じる。

 これは、水溶性キトサンの「優しい食物繊維」としての性質が、私の体に合っていたためだろう。

 食物繊維は腸内環境を改善し、便秘を解消するといわれているが、一方、あまりに「強い」食物繊維をたくさん摂ってしまうと、腸をつまらせたり、疲弊させてしまったりする可能性も出てくる。

 そうなると、便秘を解消するための食物繊維で、逆に便秘に陥ってしまう。

 そういう場合は、あえてハードな食物繊維はやめ、水溶性キトサンのようなソフトな食物繊維に変えることで、腸と腸内環境を回復させ、お通じの改善を得られることもある。

キトサンに興味がおありの方は一度試してみても良いかも

 キトサンにも色々種類がある。

「キトサンをはじめてみたいのだけれども、どれに手を出していいかわからない!」

 という方は、一度この水溶性キトサンを試してみられても良いかもしれない。

 もちろん、ガッツリとカロリーカットしてダイエットに役立てたい、という方には、以前紹介したウルトラなキトサン、リポサンウルトラもオススメだ。

 水溶性キトサンを飲んだ翌日のすっきり感、これはなかなか、良きものだ。