私は日に一度、冷凍のブルーベリーを一袋食べている。

 極めておいしく、楽で、リーズナブル。そして素晴らしい栄養成分を持つスーパーフード、ブルーベリー。たいがいのスーパーでも、コンビニでも売っている。

 凍ったままをシャーベット感覚で食べてもいいが、それだと冷たすぎて身体が冷えるのが難点。

 そこで一袋をまるまるプロテインシェイカーに移し(容器は別になんでもいいが、ブルーベリーを摂った後にプロテインを飲むことが多いので)ポットのお湯を注いで、2~3分待てば、ちょうど食べ頃に溶けてくれる。

すばらしきブルーベリーの効能

 ブルーベリーのなによりありがたい成分と言えば、誰しも一度くらい聞いたことがあるだろう、ポリフェノールのアントシアニン。

 一般的に目を良くする効果があると言われ、さすがに眼鏡が不要になるレベルで視力が回復するというのは都市伝説としても、PC、スマホなどで眼球を酷使しがちな現代人にとっては極めて有益な栄養素とされる。

 しかしアントシアニンの効能は、目・視力関係だけではない。

  • 制がん作用。心臓保護作用。
  • 腸内におけるバクテロイデス門の細菌(いわゆる痩せ型細菌。体内に脂肪がたまりにくくし、また脂肪の燃焼を高める)を育てる。
  • 脳を良くし、特にお年寄りが食べると、記憶力や言語能力が優れたレベルで回復。
  • 内臓脂肪や血中脂肪を減少させる。
  • アレルギー症状の元であるヒスタミンを抑制し、花粉症等に効く。
  • ダメージを受けたDNAが修復される。

 などなど、などなど。書き切れないほどだ。

ブルーベリーは置き換えダイエットに使える

 いっぽうわたし自身にとってなによりうれしい効果は、ブルーベリーを食べた後に感じられる「充足感」である。

 すごく、満ち足りた感じになるのだ。細胞のすみずみまで、澄み切った透明な、けどパワフルなエネルギーが行き渡るような…。

 焼き肉屋でおいしいお肉やご飯をお腹いっぱい食べたとしても得られない。そういったのとはまた違う、また別次元の「充足感」。

 それがあじわえることだ。

 実際、私は冷凍ブルーベリー1袋を食べると、その後数時間完全に食欲が消えてなくなる。その日の体調や、前後の食事によって異なるが、長いときは6時間くらい食欲がオフになる。

 お腹が6時間もつということは、なにかしらの食事を、ブルーベリー1袋に置き換えても構わないということだ。

 私が普段食べている冷凍ブルーベリー1袋(150g)の栄養成分は、

  • カロリー 87kcal
  • タンパク質 0.8g
  • 脂質 0.3g
  • 糖質 18.6g
  • 食物繊維 3.5g

 一食分の食事の代わりになると考えても、普通におやつと考えても、極めて低カロリー、低糖質。タンパク質が足りないとちょっとアレなので、それでブルーベリーを食べた後、プロテインを飲んでいるというわけだ。

 実におすすめのフルーツである。