私が亜鉛サプリを摂らない理由。その隠れた副作用
体にとっても重要な微量栄養素、ミネラル。
不足してしまうと、緩慢に、気付かぬうちに体に不調が現れ、徐々に元気を失ってしまう。
また特定の栄養素が足りないことによる食欲増加――食べても食べても満たされない状態――に陥ることにより、肥満を招いてしまう可能性も出てくる。
サプリメントの世界でも、ミネラルサプリは人気だ。ドラッグストアなどに行ってみても、実に色々並んでいる。
たいていの人は、幾多のミネラルをそれぞれ単体で摂るなんてめんどくさすぎるので、マルチミネラル、あるいはマルチビタミン&ミネラルで済ませているのではないだろうか。
私もその方針で行きたいところなのだが、個人的に、サプリでの摂取を避けている栄養素があり、マルチミネラルの類いは飲まないようにしている。
その栄養素のひとつが――亜鉛だ。
ひとによっては人生を変えるレベルの亜鉛の効能
亜鉛サプリは、いうまでもなく超人気のミネラルサプリだ。ミネラルサプリ界の花形といってもいい。多くの人々が、亜鉛サプリで生活が、人生が変わった! と絶賛している。
その効能の一部を羅列しても、
- 体内における酵素の合成に欠かせない!
- 免疫力の向上!
- 肌や髪を美しく保つのに必須!
- 性的機能の向上!
- 元気ホルモンであるテストステロンを高め活力アップ!
等々、いいことづくめ。事実、亜鉛は人体に絶対的に必要な必須ミネラルだ。
亜鉛の密かなデメリット。サプリで気持ちが悪くならないか?
しかしそんな人気の亜鉛サプリにも、影の部分がある。例えばAmazonにでもいって、適当な亜鉛サプリのレビュー欄の、☆1~2のコメントを見てみれば分かる。
よくある、
「さっぱり効果がない!」
「不良品が届いた!」
「サービスが悪い!」
というレビューに混じって、
「お腹を壊した」
「体調が悪くなった」
という意見が、多数見受けられるはずだ。その手の「むしろ具合が悪くなった」系のレビューが、他のサプリメントに比べ、亜鉛サプリには非常に多いのである。
合わないひとは、食事からの摂取を考えた方が無難、か
つまりはわたしも、そうだったわけだ。
飲み始めてから数日後、なにか体がだるい、体が重い、憂鬱だ……そんな得体の知れない症状に悩まされる。でもなぜなのかさっぱり分からない。ひょっとして――と考え亜鉛の摂取をやめてみると、不快な症状は数日で消えてしまう。
実際、亜鉛は胃に対してかなりの負担を強いるようだ。
確かに、上記の症状は私が胃を悪くしたときのそれにあてはまる。「過剰摂取しなければ大丈夫だよ」という声もあるようだが、小粒タイプのものにして摂取量を半分とかにしてみても……ダメ。他成分との複合サプリで、ほんの少量摂るだけでも、やっぱり具合が悪くなる。
もちろん、世の中に氾濫するすべての亜鉛サプリを試してみたわけではないので、ひょっとしたら自分に合う亜鉛サプリというのもあるのかもしれない。例えば天然由来のものだとか、海外製の特殊キレートのものだとか。
とはいうものの、試してみてやっぱりダメで、残った分はゴミ箱行き――ということを何度も繰り返してきた身としては、亜鉛サプリは自分に合わないんだと割り切って、亜鉛は食事から摂取する方針を採った方がよさそうである。
亜鉛の一日の目標摂取量は女性で9~10mg、男性で11~12mgとのこと。
それを目指して、肉だの魚介だの卵だのをせっせと食べいる。一説によると、テストステロンをガチで増やしたい! などという場合は、30mgぐらい摂るべし、ともいうが、そいつはさすがに無理かなぁ……。
(P.S. 亜鉛といえば牡蠣だが、カキウコンサプリであれば大丈夫なので毎日摂っている。ただこのサプリ、栄養成分は公開されていないので、実際どの程度亜鉛が入っているのかは不明)
(P.S.2・その後もいろいろ試した結果、個人的に…ではあるが、負担や副作用を感じずにすむ亜鉛サプリにめぐりあえた。以下の記事をご参考ください)