海外から「硫酸グルコサミン」のサプリを買ってみた。レクチンブロッカーとしてのパワーに期待
アイハーブより日本でも人気、グルコサミンのサプリを買ってみた。
なんだかんだで一番お世話になっているサプリメーカー(?)Doctor’s Best社より、「グルコサミンサルフェイト750mg」である。
グルコサミンは関節に効くのか否か?
グルコサミン は、関節痛に「効く」サプリとして、世界中で多くの人々に愛好されている。グルコサミンは軟骨の成分のひとつ。それを補うことで、弱った関節を治せるという考えだ。
一方、グルコサミンサプリなんかが関節痛に効くわけがない! とその理論を否定する意見もある。
その理由としてあげられるのは、
- 確かにグルコサミンは軟骨の成分だが、胃腸において他のアミノ酸同様分解吸収される。その成分が関節に直接届くわけではないので意味がない。
- また、仮にサプリの成分が関節に直接届いたとしても、量が少なすぎてやっぱり意味がない。
というようなものだ。
なるほどごもっとも。上記の意見はたぶん正しいのだろうと私も思う。
ただグルコサミンには、一般的にはあまり語られない別の効能もある、ともいわれているのだ。
グルコサミンはレクチンの害をブロックする?
その効能とは、グルコサミンが様々な食物内に含まれる有害物質・レクチンをブロックしてくれる、というものである。
Wikipediaによればレクチンとは、
- 「糖鎖と結合する能力を有する酵素や抗体以外のタンパク質」の総称
- あるいは「糖鎖に結合活性を示すタンパク質の総称」
とのことで、その種類は数千に及ぶという。麦類に含まれるグルテンもレクチンの一種だ。
多くのレクチンは人間の消化器官ではうまく処理できず、ほとんどの場合健康に何らかの害をもたらす。生き物たちが、他者に食べられないため体の中につくりだした一種の毒と考えてもいいだろう。
そのレクチンに対し、グルコサミンが見せる働きは次のようなものだ。
- 腸粘膜(腸のバリアー)の原料となることで、レクチンが体内に侵入するのを食いとめる
- レクチンを吸着し、無力化させる
2番目のレクチン吸着効果については、体内におけるグルコサミンのその性質こそが関節痛の原因のひとつになっている……ともいわれている。
- 有害なレクチンが腸から体内に取り込まれる
- レクチンが関節のグルコサミンに吸着
- 関節に炎症を起こしたり、調子を悪くしたりしてしまう
というわけだ。
逆にいえば、もし胃腸の段階でレクチンをグルコサミンサプリに吸着させブロックしてしまえば、やがて新陳代謝により関節のグルコサミンは毒に侵されてない新しいものに生まれ変わる。
効かないともいわれるグルコサミンサプリを飲んで、
「関節が楽になった…」
という体感を得る人が多いのは、そういうカラクリによるのではないか、とも考えられているのだ。
チートデイの味方。グルコサミンサプリ
レクチンは関節痛だけでなく、前述通り様々な体調不良や肥満等の原因になる。
私は別に関節痛ではないのだが、レクチンフリー体質になることでよりグッドな状態を得られるのではないかと考え、ちょっとやってみることにしたのである。
中身の写真。アメリカサプリお馴染みの透明なベジタブルカプセルに入った白い粉末だ。
主成分である硫酸グルコサミンは、日本製のサプリでよく使われる塩酸グルコサミンより効きが良いのだそうな。
(ちなみに、N-アセチルグルコサミンというやつはより効きが良く、腸に対する有効性も高いとのこと。お値段もややお高くなるが、次はそっちにしてみようかな)
もとより日々の食事においてはレクチンの少ない食材を取るように心がけている私だが、週に1回程度の「チートデイ」は設けているし、そういう日には好物のラーメンを食べたりもする。
レクチンがたんまり入ってそうなその手のものを摂った後でも、このサプリを飲めば変な内臓疲労や胃もたれなどを起こしにくい―――ようには体感している。