グリシンプレミアムで逆に目が冴え元気にならないか? という話
眠れないことを悩みにする人々は多くいる。
そういうとき頼りにしたくなるのが心身を眠りに導いてくれるお薬やサプリ。
それらには大きく3種類に分かれる。
3種類のお薬及びサプリ
- お医者さんに処方して貰う「睡眠薬」
- ドラッグストアなどで購入もできる「睡眠改善薬」
- 安眠効果の期待できる「安眠サプリメント」
睡眠薬は主に精神疾患などが原因の慢性的な不眠症に用いられるもので、効果は強力ながら副作用も同様に強いものがある。
使い方によっては麻薬的な効果を得られる場合もあるようで、そのため医師の処方―――つまりお医者さんの許可と指導監督が必要とされているのだ。
ドラッグストアなどで売られている「睡眠改善薬」は一時的な不眠症状を改善するためのお薬で、副作用は控えめだが効果もそこそこ。
「安眠サプリメント」は無理矢理からだを眠らせるような効果はないが、「寝付きを良くし」「睡眠の質を高める」効果があるんじゃないかな~、といわれる栄養素が入っているサプリである。
今回紹介するのその「安眠サプリメント」のひとつ、ファイングリシンプレミアム。
ただこの記事で語りたいのは、このサプリ、飲むとむしろ目が冴えないか? ということなのである。
単純に「効果がない!」と批判したいわけではない。
そうではなく、目が冴えてますます眠れなくなるのだけれど、その状態が非常にいい感じなので、そういう方面で有益な使い方ができるのではないか、というお話なのだ。
ファイングリシンプレミアム
さてこのファイングリシンプレミアム、その主成分は商品名通りグリシンだ。
グリシンはアミノ酸の一種で、血管を拡張させ適度に体温を下げるので、うまく体と神経を、
「眠たくさせる」
効果があるといわれている。
また同時にいわゆるノンレム睡眠―――簡単にいえば深い睡眠状態を増やす効果もあるとのことで、睡眠の質を高めることにも効果的だ。
他の成分としては、「GABA」「L-テアニン」「L-トリプトファン」。どれも脳や神経に作用し、リラックスを与えてくれるアミノ酸の仲間である。
それだけ聞くといかにも眠りによさそうだが―――
私の場合、これを飲むと―――
逆にすぅっ、と目が冴える。
心や神経は落ち着くのだ。脳内におけるざわめきじみた無駄な思考も消える。とても良質なリラックス感。一方、意識そのものは覚醒していく。
しばらくベッドでゴロゴロしてみるが、
「うん、眠れないな」
特にクヨクヨするでもなくその現実を受け入れ、ベッドから出てデスクへ向かう。そうしていろいろ作業をするのだが、非常に捗る。
脳ミソの質がひとまわりかふたまわり、高まったかのような感覚だ。
さらにいえば、肉体的な緊張感も消え、眠っていないのに疲労が回復できたような感じにもなる。
眠れないのだけれども、
「寝なくてもいいや。平気だ」
そう思わせてくれるのである。
こういうときに有効
もちろん本来の効果通り眠くなる場合もあるだろうから、覚醒サプリとして確実に有効とはいえないだろうが……
例えば、こういうとき。
- 時刻は夕方くらい。
- 非常に疲れている。
- さすがに寝るには早すぎる。
- けれども疲れすぎて、このまま起きていたって何もできない。
- 無理矢理からだを元気にする、栄養ドリンク、エナジードリンク的なものはやりたくない。
- やっぱり本当をいえば、もう寝てしまいたい。
- そこでベッドに入るのだけれども、疲労感のせいで逆に神経が興奮して眠れそうもない。
そういうときに飲むと、
- 心身の緊張が収まり、疲労感も消え去っていい感じに目が冴えた。
- 眠くなれたのでそのまま寝た。
どちらの効果が現れたとしてもOKだ。
そのように、状況や体の状態に合わせてうまく利用できれば、非常に使えるサプリなのではないかと思うのである。