蜂蜜

 微妙な風邪を引くことが多くなりました。

 以前は毎日元気、元気。年に1回くらい派手に熱を出し風邪を引くが、一晩~二晩寝れば直る、ということがほとんどでした。

微妙かつしつこい風邪

 ところが昨今は、

  • 風邪とも分からぬような(でもよく考えると風邪っぽい)、微妙な体調不良に陥る。
  • その微妙な症状が、長期間にわたって継続する。

 そんなことが多くなりました。

 ヘタすれば何週間にもわたって、

「何となく調子が悪い」

 状態が続くのです。

 これは一番良くない。時間の、人生の損失です。

 何らかの方法で、さっさと治してしまわねばなりません。

どんな手で風邪を治すか?

 で、先日またちょっと風邪っぽかったわけです。

 さてどうしようか、と思いました。またプラセンタ製剤を飲もうか? それともむかしから自分に相性のいい蜂蜜ミルク(こいつを飲むとかなりの確率で風邪が良くなる)にしようか?

 ですがせっかくなら、ブログのネタにするためにも(笑)、これまでやったことのない方法で風邪を治したい…そう考えていたら、

「蜂蜜と緑茶をミックスしてみてはどうか」

 ふと思いつきました。

天然の殺菌食品、緑茶と蜂蜜

 蜂蜜と緑茶。一見、何の関係もなさそうなこのふたつの食品には、ある共通点があります。

 それは、非常に高い殺菌作用を持つということ。

 緑茶のフラボノイド成分であるカテキンの効能のひとつが殺菌・抗菌であることは広く知られていますが、蜂蜜に含まれるグルコン酸にも、優れた殺菌能力があるといわれています。

 それらの力を掛け合わせれば、風邪に対する特効薬的ドリンクができるのではないかと考えました。

さっそくやってみる

 さっそくやってみる……前に、まずは同じことを考えた先人がいないかどうか、ネットで調べてみることにしました。

 すると…意外といるじゃないですか。やはり、緑茶と蜂蜜の持つダブル殺菌パワーで病気を追い払いたい! と考えられた方々のようで、しかもなかなかに好感触である模様。

 こりゃあ試すっきゃない、と思い、近所のスーパーへ向かいました。

 緑茶に関しては、いわゆる「粉末緑茶」を買いました。

 緑茶の茶葉をパウダー状にしたものですが、抹茶と異なる点は、抹茶がテアニン豊富な碾茶という特殊なお茶を粉末にしたものなのに対し、粉末緑茶は一般的には煎じて飲まれる「煎茶」を粉末状にしたものだということ。

 テアニン量では抹茶に負けますが、カテキン量では、こちらの方が上。当然、茶葉をまるごと取り込めるわけですから、全体的な成分量も、煎じて飲むお茶全般より上であります。今回はこちらが適しているでしょう。

 蜂蜜に関しては、できるだけ「生蜂蜜」がよいとはきいていました。

 「生蜂蜜」とは、製造の過程で加熱処理を行わずに作った蜂蜜のことです。

 加熱した方が効率的に、低コストに製造できるのですが、そのせいで有効成分の一部が壊れてしまうとのこと。健康効果を得たいなら高価でも生蜂蜜のほうが望ましいといわれています。

 スーパーの蜂蜜に関しては……残念ながら生蜂蜜なのかどうかはパッケージへの表記がなくて分からない! ということで、一番高くて良さそうなものを買ってみることにしました。

 帰ってさっそく作ります。

 コップに粉末緑茶を入れ、蜂蜜を入れ、お湯を注いで、スプーンで混ぜます。粉末緑茶はダマになりやすいので、念入りにかき混ぜる必要はありますが、難しいことはなにもありません。

 チビリと飲みます。蜂蜜風味のあまい緑茶ですので、別にマズくはありません。粉末緑茶なので、ちょっと粉っぽいのが気になるといえば気になりますが、飲めないことはありません。

 ちびちびやっていると、まもなく、

「おっ!?」

 感じるものがありました。お腹の中から重しが消え、軽くなったかのような感覚です。

「なかなか良さそうだゾ」

 ゴキゲンな気持ちになり、残りも飲んで、その日は眠ることにしました。

ミルクは緑茶に合うのかどうか?

緑茶

 さて翌朝。完全ではありませんが、体調はかなり楽になっております。

 あらためてもう一杯、蜂蜜緑茶を飲もうかと思ったのですが、ふと粉末緑茶のパッケージ裏を見ると、

「牛乳と混ぜ合わせると、成分の吸収率が高まります」

 と書いてあるではありませんか。

(緑茶と牛乳で吸収アップ? ほんまかいな)

 と最初は思いましたが、

(もし本当なら、好きな蜂蜜ホットミルクに緑茶をブレンドできる形になる)

 というアイディアも浮かんだので、その、

「緑茶と牛乳の相性」

 について調べてみることにしました。

 適当にネットで検索してみると、確かに出てくる、出てくる。牛乳と緑茶を一緒に摂るとカテキンの吸収率が良くなるというお話が。

 その理屈を簡単にいうと、カテキンが牛乳の分子に包み込まれることで、体に取り込まれやすくなるとのこと。

 こりゃあ良さそうだぞ、と思いましたが、そのままサイト巡りを続けていくと、

「おやっ!?」

 今度は逆に、牛乳と一緒にすると、カテキンの効果がなくなるとか、吸収されなくなるという文章が見つかりました。

 それもひとつのサイトだけではありません。多くのサイトにおいて、

「緑茶と牛乳は相性が悪い!」

 とされているのです。

 その理屈を簡単にいうと、カテキンが牛乳の分子に包み込まれることで、体に取り込まれにくくなるとのこと。あれっ!? さっき聞いたような……?

 緑茶と牛乳は、相性がいいのか悪いのか? それに対する正反対の回答が、同じような理屈により語られているようなのです。

まあしょうがないので試してみた

 まあ肝心なのは自分の体調に効くかどうかなので、試してみることにいたしました。

 レンジで牛乳を温めます。その温めた牛乳に、粉末緑茶と、蜂蜜を入れ、スプーンで混ぜます。

 粉末緑茶…お湯のとき以上に、ダマが発生します。かき混ぜてもなかなか撹拌し切れません。粉末緑茶に関しては、事前にお湯に溶いたものを混ぜる……という形を取った方が良いかもしれません。

 かなりダマは残りましたが、まあいいや、と思い、ぐびりと飲んでみました。

 うん、おいしい。

 蜂蜜と牛乳と緑茶、味わい的な相性は悪くないようです。考えてみれば、抹茶ラテだの抹茶を利用したスイーツだのはあるわけですから、不思議ではありません。

 飲み終わった後は、体は温まり、その一方で体の中はスッキリしたような感覚があります。悪くない感じです。

 それから数時間……昼過ぎ頃、

「あ、体調いい」

 ふと気付きました。ここ最近、からだのなかに常にあった違和感、不快感が消えております。

「治ったみたいだ、風邪」

 ハッピーエンドです。

まとめ

 もちろんこれは私個人の、しかも1回のみの体験談に過ぎませんので、これをもって、

「緑茶とミルクは相性がいいのか悪いのか」

 問題の回答が出たなんていえるはずもありません。

 ただこの蜂蜜緑茶ホットミルク、かなり気に入りました。また具合が悪いときなどは、飲んでみようと思っています。

 なんにせよ、緑茶、蜂蜜、温めたミルク―――(ミックスしたり同時接種することの是非はともかくとして)これらが風邪をこじらせた体にいいことは間違いなさそうです。

 “生”蜂蜜に関しては、下記のグレードのものを使用すれば間違いはないでしょう(少々お高いですが)。

 具合の悪いときなど、ちょっと試してみてはいかがでしょうか。

【writer : doku】