ニコレットパッケージ画像

 いわゆる禁煙ガムについて、ちょっくら書いてみようと思います。

 正直、あまりオススメの禁煙法ではないのですが、自分がかつて試していた頃、色々気付くこともありましたので、ご紹介しようかと。

禁煙ガム。その効果と使用法

 ガムの中に、ごく少量のニコチンが入ったもの―――それが禁煙ガムです。

 その効果はいうまでもなく、微量のニコチンを摂取することで禁煙中の禁断症状を緩和するものですが、その方法論には賛否あります。

「こんなものに頼るからニコチン依存症が治らないのだ! 利用すべきでない!!」

 という意見もあります。

「うまく利用し、楽々禁煙につなげられた!」

 という人もいます。

 使い方は、普通のガム同様、

「口の中で噛むだけ!」

 と思っている人も多いようですが、違います。

 まず口の中で噛み噛みします。

 するとピリッとした味、あるいは刺激が口内でします。ガムの中に含まれる、極小のニコチンカプセルが破れた証拠です。

 そうしたら、いったん噛むのをやめ、ガムを歯の外側…頬の内側と歯茎の間に押しつけます。

 そうしてしばらく放置します。

 頬や歯茎の粘膜から、ニコチンをじっくり吸収するのです。

 出てくる唾液は、ティッシュか何かに吐き出しましょう。飲むのは推奨されません。

 そうしてしばらくしたらまた噛み噛みし、ピリッと刺激がしたら頬と歯茎の間に放置する、唾液を飲まないよう気をつける。それの繰り返しです。

 しかし―――

 この唾液を飲まないというのが…結構難しい。どうしても、無意識のうちに飲んでしまうのですね。

 するとニコチンの入った唾液が胃に落ちてきて……そのうち胃粘膜を痛めてしまいます。私はまさしく、それで苦しめられました。

 まあなんにせよ、ニコチン切れの禁断症状は楽になるのですが、だからといって何個も何個も噛んでいたら、やはりニコチン依存症はいつまでたっても治りません。

 胃へのダメージも、悪化する一方です。

 効果があることは間違いない。しかし、意外と取り扱いが難しい禁煙グッズといえるでしょう。

2種類の禁煙ガム

ニコレットとニコチネルの画像

 さてそんなニコチンガムですが、ドラッグストアなどに買いに行くと、たいてい2種類あると思います。

 ニコレットニコチネルです。

 そのどちらを選ぶべきかは、悩みどころです。

ニコレットの特徴

 禁煙ガムの中では一番有名なニコレット。

 日本においては、禁煙ガムの代名詞となっています。

 いろんな味わいのものがありますが、甘くないベーシックタイプのものが無難でしょう。

 甘みがつけられたものは、無駄に噛みすぎてしまって、余計な唾液を分泌させてしまいがちです。

 それを飲み込んでしまうことで、前述の胃へのダメージを招いてしまう可能性があります。

 後述のニコチネルとの違いは、噛むことで発生するピリッという感覚が、ニコチネルよりマイルドなこと。

 推測ですが、ガムに含まれるニコチンカプセルの大きさが、より微粒なのだと思います。

 よって、ニコチネルより低刺激で、しかし長く、ニコチンを摂取し続けることが出来るでしょう。

 デメリットは、ちょっとお高いことでしょうか。

 少々お金を払っても、質の高いものが欲しい人にオススメです。

ニコチネルの特徴

 ニコチネルのメリットは、やはりお値段!

 もちろんお店や通販サイトにもよりますが、ニコレットより千円以上お安いことが多いです。

 味わいはやはりいろいろありますが、余計な甘み等がないミント味がよろしいでしょう。

 ニコレットのベーシックと違い、完全な無味ではありませんので、噛みすぎには注意が必要です。

 ニコレットのところでも書いたとおり、包有されるニコチンカプセルが大粒なのか、ピリッとした刺激、ニコチン効果はニコレットより強いように感じます。

 一方、効果の持続という点ではあまり長持ちしないように思います。

で、どっちを薦めるかというと

 もちろん、禁煙ガムに頼らずにすむならそれが一番だとは思うのですが、その上で……

 私がオススメするのはニコレットです。

「ニコレットはさすがに高すぎる! 続けるにはつらい」

 という意見もあるでしょう。

 確かにそうでしょうが、わたくし思うに、禁煙ガムなんで、そんなに長く続けるべきものではありません。

 禁煙は、最終的なレベルではある程度の意志の力が必須となります。

 禁煙ガムを噛んでたら、いつかニコチン依存症が消えてなくなる、というものではありません。

 タバコは欲しくなくなるかも知れませんが、代わりに禁煙ガムがやめられなくなります。

 どこかで切らねばなりません。禁煙ガムも終わりにし、完全にニコチンと縁を切らねばなりません。きちんとした意志をもって。

 そうしないと、何ヶ月も何年も、延々禁煙ガムを噛み続けることになります(そして胃がボロボロになります)。

 だから、質の高いニコレットのほうを1~2ヶ月続け……

 そうして禁煙ガムもすっぱりやめる―――そういうやり方をオススメします。

おまけ

 ところで禁煙ガムには裏技的使用法があって……

 喫煙習慣もない、ニコチン依存症でもない、そんなひとが、どうしても頭脳的コンディションを高めたい、というときに噛んでみると……

 すばらしい覚醒効果を得られるそうです。

 また禁煙ガム程度のニコチン量なら、もとより喫煙習慣等のない人がたまに噛むくらいであれば、依存症になる心配もないとのこと。

 ただ……あくまで邪道の裏技と考えるべきでしょう。

 唾液を飲み込んでしまっては胃が痛くなりますし、依存症の心配がないというのも、どこまで信用していいのか怪しいものです。

 興味がおありの方は、自己責任で、リスク承知の上で試してみてください。

【writer : doku】